私、能力は平均値でって言ったよね! 12話(最終話) 感想| 赤き誓いの絆とマイルの"のうきん"は不滅!そして、2期を匂わせる描写の数々も!
最終話お疲れ様でした〜!
最後の最後まで『のうきん』らしさは健在でした笑
古龍との対峙の中で、その目的である「失われた文明」など、2期を匂わせるような描写や発言も所々あったので、これはそう遠くない未来にもしかしたら…?
※ネタバレが含まれます。また、管理人は原作未読です。
ストーリー
第12話 「赤き誓いは不滅って言ったよね!」
マイルは栗原海里として生きた場合の自分とアデルとして生きた場合の自分を想像します。心の中での2人の自分からの問いかけに弱音を吐くマイルですが、古龍と必死に戦うレーナ、メーヴィス、ポーリンの3人の姿を見て、3人と交わした赤き誓いとしての誓いを思い出し、再起します。マイルはナノちゃんに明確な命令を出したことで通常の約3倍の威力の魔力で古龍を攻撃し、新たに加わった古龍2体含めてまとめて一掃します。
その後、古龍から遺跡での目的が告げられます。レニー宿屋に帰ってきた赤き誓いでしたが、マイルは古龍から告げられたことに関する夢を見るようになります。マイルはナノちゃんに古龍の真の目的を聞こうとしますが、「禁則事項」と言われてしまいます。真相を調べる為、マイルは1人で赤き誓いの元から去りますが、マイルの異変に既に気付いていたレーナ、メーヴィス、ポーリンの3人がマイルと合流し、赤き誓いは「失われた文明」を探すの旅に出ることになるのでした。
こんな感じだったと思います。
感想
どちらの夢も捨てがたいけど…
突然のマイルのif物語(夢)が始まって困惑しました笑
栗原海里としての夢では、海里が事故で死なずに海里のオタク話にノリ良く対応する父と母にツッコミを入れる妹の経緯子達との温かい家族の物語が描かれていました。
友達がいないながらも家族と楽しそうに過ごす海里の姿を見ていると、なんだか切なく感じますね。
一方、アデルとしての夢では、マルセラ達とそのまま学園生活を送くり、様々な問題を解決していくうちに、いつしか「ワンダー4」と呼ばれるほど、学園中の生徒から注目を集める物語が描かれていました。
モニカやアリアーナから語られるマルセラ達の武勇伝からアデルの学園生活での充実した日々が想像出来ます笑。というか、この4人の姿が尊いを通り越して凄く清いです笑
どちらの物語も捨てがたいですが、もし選ぶなら、個人的にはマルセラ達との物語ですかね笑
単に自分は尊いものが好きなだけっていうのもありますし、勿論、海里と妹の絡みも捨てがたいんですが、夢の中でもどうしても実現出来そうなのを選びたくなるんですよねぇ。いや、自分じゃなくてマイルが、ですよ笑
とはいえ、そうした現実逃避を経て、マイルがレーナ、メーヴィス、ポーリンの3人と交わした誓いを思い出して再び立ち上がる姿は感動的でした…!
『のうきん』らしい戦闘!
最強の古龍相手にマイルがどう戦うのか気になっていましたが、
- ナノちゃんへの明確な命令の場合は魔力を3.27倍の威力で放てる
- そもそも古龍は複数いて、今回対峙した古龍は最強の古龍ではない
などの理由から、わりとあっさりと対処出来ましたね笑
流石に途中で古龍が2体加わり、マイルVS古龍3体になった時の絶望感は凄かったですが、それでもマイルが海里とアデルと今の自分を重ねて(ただの演出?)一掃したので、戦闘面においては最後まで『のうきん』らしさは出ていたと思います笑
古龍のうち1体が言うには、古龍の長老は人間に対して虐待しないとのことで、この長老が最強の古龍かは不明ですが、話し合い通じそうではありますね。
一方で、ミクロスによる懸念されていたメーヴィスの副作用の問題についても、こちらもあっさり解決して良かったです。
メーヴィスの反応を見る限りでは、ミクロスの副作用は身体への痛みのようですね。
継続的な痛みではなく、瞬間的な痛みのようで、治癒魔法でも対処可能……ということは、ミクロスを実質副作用無しのチートアイテムなのでは!?笑
まぁ、メーヴィスが無事で良かった笑
失われた文明や禁則事項など2期への期待が高まる!
依頼も無事に成功し、マイル達は失われた文明を探す旅に出ることになりましたね。
そして、やはり気になるのは「失われた文明」とやらですね…。
遺跡の模様や絵画を見ると、ミサイルやロケットらしき物が描かれていたり、失われた文明は魔力を使わないなど、なんとなくマイルが元いた世界に似た、近代的な文明のようにも感じます。
それに、今回マイルをサポートしてくれたナノちゃんの姿や禁則事項などから、失われた文明=ナノマシンの可能性は高いと言えます。
また、マイルが見た夢?ではミサイルを発見した古龍と獣人族が描かれており、獣人族の表情から何かに悪用しそうな嫌な予感もします。果たしてそれは現実になってしまうのか…?
一方で、マイルをこの世界に送った神やマイルが呟いた「神がいない世界」という発言も気になるところです。
この世界での人々が何に信仰しているのかはわかりませんが、神の代わりに古龍かもしれませんし、あるいは女神かもしれません。もし女神だったらマイルが以前マルセラ達の国で装ったことがありますし、マイルがこの世界の神になるという展開もありえるかもしれませんね笑
一応、EDの方でマルセラ達がマイル達のフィギュアを発見する描写が描かれていたので、2期では上記のような展開に加え、マルセラと感動の再会や絡みが見られることでしょう笑
古龍、失われた文明、神の不在、マルセラなど疑問や伏線が散りばめられた、どちらかというと続編ありきの最後だったので、そういう意味では2期は多いに期待出来るかもしれませんね!
12話のベストシーン!
―今度は3人がシリアスを無きものに!―
シリアスを無きものにしてきたマイルに対して、最後にレーナ、メーヴィス、ポーリンの3人がシリアスを無きものにする姿が感動的でした!
この場面の前に一人ひとりがいつもと違うマイルと絡む描写が差し込まれており、それが見事に赤き誓いの絆の強さとこの場面の感動に繋がっているのが良きですね。
ポーリン→メーヴィス→レーナと順番にマイルに一緒にいたいという気持ち伝えていき、それに対して泣きながらマイルが「そ、そんなの決まっているじゃないですか!一緒にいたいです!」と答える流れが最高にグッときました…(T_T)
まとめ
ということで、最終話お疲れ様でした‼︎
最後まで『のうきん』らしいシリアスを無きものにする展開を堪能出来ました笑
特に、今回の絶望の縁に立たされても、仲間と交わした誓い為に再び古龍に立ち向かうマイルの姿やマイルを追いかけるレーナ、メーヴィス、ポーリンの3人とマイルとの絆はとても感動的でした!
マイル達が送るゆるい日常からそれぞれの重いシリアス展開まで程良く楽しめた作品でしたが、様々なパロディの数々もこの作品の魅力ですよね笑
自分はパロディ元が半分近くわからなくて記事の中では、ほとんど話題に出来ませんでしたが…笑。すいません!
このアニメを最初に観た時は、キャラデザや背景の描写などから、可愛らしい少女達が織り成す異世界日常モノだと思っていたんですが、レーナの過去回などのシリアスが結構強めで衝撃的でした笑
でも、そんなシリアスをマイルが台無しに(解決)してくれる度に楽しい日常回が待っていたので、日常回→シリアス回→日常回と、ある意味で上手く展開されていたように感じます笑
最後に、制作スタッフ、キャスト、その他関係者の皆様方、1クールもの間、本当にお疲れ様でした‼︎
そして、『のうきん』という素晴らしいアニメを作り上げて頂き、ありがとうございました‼︎
数多のパロディから製作陣とキャスト陣の愛を確かに感じました笑
また、当ブログをいつも読んで頂いている方々にも感謝です!
2020年冬アニメの感想記事にする予定の作品はまだ決まっていませんが、記事に出来そうなアニメがあれば感想記事にしたいと思います!
Twitterの方でもアニメの感想を呟いているので、そちらの方も是非宜しくお願いします!
ということで、最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
それでは、良いお年を(*´∀`*)ノシ