私、能力は平均値でって言ったよね! 6話 感想|修学旅行気分を味わうマイル達とレーナが救ったもの
マイル達が修学旅行気分を味わったり、一人先走ったレーナにマイルがビンタを浴びせたりと赤き誓いの絆がより深まったそんな回でした!
アンナちゃんもいずれは、ポーリンにように成長するのだろうか…。
※ネタバレが含まれます。また、管理人は原作未読です。
ストーリー
第6話 「もう森へなんて行かないって言ったよね!」
マイル達、赤き誓いは商業人の爺さんに運ばれ、アムロスにたどり着くとそこで爺さんの孫娘・アンナと出会います。爺さんからお礼にとマイル達はアムロスの案内を持ちかけられますが急に爺さんに仕事が入ってしまいます。諦めきれないマイルは皆を連れ、アムロスを観光しますが商人達が盗賊団に襲われたことを耳にし、先走ったレーナを追いかけマイル達は森に向かいます。
盗賊団の一部と出会し、レーナはピンチになりますがマイル達に助けられ、レーナは心配するマイルからのビンタやメーヴィス、ポーリンからの言葉で気を改めます。マイルが探索魔法を忘れたことにより盗賊団の本体に囲まれてしまいますが、マイル達は一掃します。その後、アムロスに戻ったマイル達が爺さんの死を悲しんでいると爺さんが無事に戻ってきます。再会を果たした爺さんとアンナの姿を見たレーナは嬉しげに微笑むのでした。
こんな感じだったと思います。
感想
修学旅行気分を味わうマイル達
アムロスにたどり着き、修学旅行気分を味わうマイル達が素晴らしかったです!
商人の爺さんからのアムロスの案内のキャンセルがあったものの、それでも観光したいというマイルのわがままっぷりに加え、その1人だけテンションが高いマイルとその姿をキョトンとした顔で眺めるレーナ達との温度差が凄い笑
とはいえ、観光しているうちに皆の表情が徐々に笑顔へと変わっていっているあたり観光を楽しめている様子は窺えてよかったです。
元の世界では友達がいなかったと話すマイルですが、修学旅行を楽しそうにしている様子を見るからに友達との楽しい修学旅行を送ってみたかったという思いもあったかもしれませんね笑
ただ、1人寂しく友達と修学旅行を回るシミュレーションをしている姿を想像すると泣けてきます…。
レーナもマイル達も同じ気持ち
前回の赤き誓いの誓いをどうしてしまったのかと思わせるレーナの先走った行動は正直、ガッカリですね…。
レーナの心の炎の描写も案の定、燃え上がってしまい、前回の完全には消えていないフラグを見事に回収する形になってしまったのも残念です。
せっかく過去へのトラウマと復讐に支配されながらも心に残るマイルの声で我に帰るという機会があったんだから盗賊団の元へ行かず、マイル達の元へ引き返してほしかったです。
レーナが我に帰る→引き返そうとしたが盗賊団に見つかる
が個人的な理想でしたね笑
まぁトラウマはそう簡単に消えませんし、ましてや今回はレーナと同じような境遇に立たされているアンナの姿を見てしまったら仕方なかったのかもしれませんね。
とはいえ、そんな暴走するレーナをビンタするマイルや説得するメーヴィスとポーリンは素晴らしかったです。
誰かに自分と同じような目に合わせたくないというレーナの思いに対して、マイル達がレーナを失いたくないと同じ気持ちをぶつけることでレーナに自分がいなくなるとマイル達にも自分と同じ苦しみを味わせてしまうことになると思わせている点が巧いです。
結果、レーナが誰も殺めなかったのでそのことに関してはホッとしますね笑
レーナの言葉で救われる命
盗賊団に扮したアルバーン帝国の軍隊の仕業で今回も犠牲者が出て悲しいです…。
魔物ならともかく、人間同士の醜い争いで命が奪われるのは心が痛みます。
マイル達は爺さんを物理的に助けていませんが、仲間達のために戦い命を落とす覚悟を決めた爺さんがアンナやレーナの言葉で踏み止み、結果、爺さんの命が救われた点は素晴らしかったです。
爺さんが盗賊団と鉢合わせなかったのは運が良かったことかもしれませんが、仲間達より孫娘を優先させたのはレーナによる必然的なものです。
爺さんはレーナの過去を知らないはずなのでレーナに同情したかはわかりません。1度救ってもらったという恩がそうさせたならそれも良きことかもしれません。
ふと思ったのがアンナはポーリンと似ているという爺さんの言葉です。
以前、爺さんはポーリンの体にイヤらしい目線を送っていましたが、もしかしたら爺さんはポーリンのような肉体に成長したアンナの姿を拝みたかったから生きることを選択した可能性もあったのかもしれませんね…笑
6話のベストシーン!
レーナが盗賊団のボスを倒した場面が素晴らしかったです!日が昇る演出もレーナの新たな一歩と感じさせてくれる良き演出ですね!
レーナの殺意に満ちた表情や「骨まで燃やし尽くせ!」という言葉があってもレーナを信じて見守るマイル達の絆の強さ、確かに感じました…!少し恐かったですが笑
殺めないことでレーナの精神的な成長が描かれていますが、その中で殺めないよう炎を制御するレーナの技術的な意味での成長も描かれているという意味でも色々と感じさせてくれる良き場面でした…!
まとめ
修学旅行気分を味わうマイル達の姿に癒やしを感じていたら、再びレーナのシリアス展開で心が痛みかけました笑
でも、爺さんとアンナが無事に再会出来たり、レーナを信じるマイル達の姿やレーナ自身の色々な成長が見られるなど面白かったです。
個人的にはやっぱり人間同士よりも魔物との争いの方が気楽に見ていけるので、次はそういう展開を期待したいですね笑
ということで今回はここまでです。最後まで読んでいただきありがとうございます!
それでは(*´∀`*)ノシ